【2023年版】オススメのシンセ音源

Omnisphere 2【Spectrasonics】

音の匠Spectrasonicsのフラッグシップ・ソフトシンセ。
14000以上の極上プリセットが用意されており、誰でも簡単に様々なプロクオリティサウンドを奏でることが可能。
もちろんサウンドメイク機能も充実しており、4レイヤーにウェーブテーブルを含む400以上のDSP波形、5000以上のサンプル、豊富なフィルターに50のエフェクト、グラニューラシンセンスなど、どこまでも音づくりが楽しめる。
波形やサンプルには生楽器や環境音、ビンテージシンセの基本波形などが用意されているほか、ユーザー所有のオーディオファイルをサウンドソースとしてインポートすることも可能でほぼ無限に音を生み出せる。
手っ取り早く即戦力として使うもよし、1から音を作り込むもよし。
クラブミュージック向けというよりはPOPからシネマティック、劇伴まであらゆるジャンルの音楽制作に向いている万能シンセ。

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Serum【XFER RECORDS】

2014年のリリースから瞬く間に頂点に登りつめた人気No1ウェーブテーブル・シンセ。
わかりやすいインターフェースと視覚性の高いオシレータやフィルター、LFO、エンベロープにより高い操作性を実現しておりシンセ初心者にもオススメ。
筆者がウェーブテーブルという方式をきちんと理解できたのもSerumの視覚性の高さのおかげな気がする。
EDMやダブステップなどクラブミュージック全般で人気のシンセだが、もちろん今風のPOPをはじめ様々なジャンルでもガンガン使える。
サードパーティ製のプリセットが非常に豊富でプリセット派のユーザーにもオススメだが、標準のプリセットが豊富というわけではないので購入と同時にサードパーティ製のプリセット探しが必要かも。
人気が故、日本語のチュートリアル等の情報も豊富。
アナログシンセや同じウェーブテーブルシンセのMassiveなどと比較するとクリアでキレイなハイが特徴。
オリジナルのウェーブテーブルを構築することも可能で初心者から玄人まで万人にオススメできるシンセ。

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Pigments【Arturia】

ハードアナログシンセやビンテージシンセのエミュレートで高い評価を得ているArturiaによる初のオリジナルソフトウェアシンセ。
ウェーブテーブル、アナログ、ハーモニック、サンプルの4種類のサウンドエンジンを搭載しており多彩なサウンドメイクが可能。
ハーモニックエンジンが生み出すサウンドはなんとも神秘的。
わかりやすいインターフェースで操作性も高い。
フィルターにMini Moog、JUPITER-8O、SEMなどのフィルターを採用するなどアナログシンセ好きの心をくすぐる仕様も。
アナログシンセの良さと現代的なサウンドを掛け合わせたArturiaらしいシンセ。

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AVENGER 【VENGEANCE SOUND】

超強力万能型シンセ。
930種類以上のファクトリープリセットが用意されており、プリセットを選ぶだけでここ数年風の派手目なEDM全般のクラブミュージックサウンドが鳴り響く。
また、ドラムシーケンサーを内蔵しており、シーケンスプリセットでは鍵盤をひとつ押し込むだけで完成されたドラムパターンを鳴らすことができる。
PCM方式のNEXUSも同じようなことができるわけだが、こいつは内部シーケンサーなので各ピースのサウンドを編集したりシーケンサーでパターンを自由にカスタマイズできてしまうところが大きく異なる。
シンセではあるが、こいつ自体がひとつの音楽制作ソフトウェア。
もちろんサウンドメイクも超強力。
620個のマルチサンプル、218個のスペシャル・サンプル、154個のリサンプラー波形、596個のウェーブテーブル、数千のオシレータ、30種類のエフェクト、47種類のフィルターなどが用意されている他、オリジナルの波形を作ることも可能であらゆるサウンドを生み出せる。
VENGEANCE自らがリリースする拡張プリセットも豊富で時代やニーズに合わせて様々なジャンルのサウンドを追加できる。
どちらかといえばEDM全般や派手目のクラブミュージック向けのシンセ。

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MASSIVE【Native instruments】

いわゆるブリブリサウンドや図太いベースサウンド、ワブルベースが得意なウェーブテーブルシンセ。
Serumの爆発的人気により一気に「過去のシンセ」感が強くなってしまったが、後継モデルのMassiveXリリース後もバリバリの現役。
GUIも複雑そうに見えるが、使い方さえわかってしまえば実は非常に扱いやすく初心者でも音作りしやすい。
また、サードパーティ製のプリセットがかなり豊富に配布、販売されているのでプリセット派の人も安心して使用できる。
比較的ハイが弱く、煌びやかなサウンドは不得意な印象だが、図太くエッジの効いた鋭いサウンドはエレクトロやダブステップにもってこい。
あえて今単品で購入するメリットはない気はするが、NIのバンドル製品である「KOMPLETE SELECT」や「KOMPLETE STANDARD」にもバンドルされているので、単品換算価格が非常に安価なうえプリセットも安価なものが多いのでコスパは高い。

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KOMPLETE STANDARD【Native instruments】

MASSIVE X【Native instruments】

次の10年のサウンドを見据えたNIの次世代フラッグシップ・シンセサイザー。
リリース当初はプリセットが非常に少なくプリセット派の人間は全く使えなかったが、今では660以上のプリセットが用意されておりここ数年風のサウンドもかなり増えた。
2基のウェーブテーブル・オシレーターに170以上のウェーブテーブル、10のWavetable Modesモードとサブモード、2基のフェーズモジュレーション・オシレーターと幅広いサウンドメイクが可能。
視覚的にドロー可能な3基のPerformerやエンベロープやLFO、Trackers、Voice Randomizationも搭載。
サードパーティ製のプリセットがまだまだ少ないのが残念なところだが、NIのバンドル製品である「KOMPLETE STANDARD」にもバンドルされているので単品換算価格は非常に安価でコスパは高い。

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KOMPLETE STANDARD【Native instruments】

Nexus4【reFX】

カナダのreFXというブランドのPCM音源。
手っ取り早くトランス系の音が出せるということで有名だった音源だが、拡張音源が非常に豊富でEDM全般のクラブミュージックからシネマティックまで様々なジャンルに対応する。
ひとつのキーを押すだけで完成されたフレーズが流れるサンプルも多く含まれており、初心者でも簡単に曲が作れてしまうのも人気の理由。
「Starter」、「Value10」、「Complete」の3つのエディションが用意されており、エントリーモデルのStarterでも3,883のプリセットが用意されているが、一から音を作ることやプリセットの音色やフレーズを自由自在に加工することは出来ないのでどちらかといえばプリセットをそのまま使用するユーザー向けの製品。
最大256ステップのアルペジエーターも搭載。

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V-COLLECTION 【Arturia】

アナログシンセのエミュレート技術で高い評価を得ているArturiaによるアナログシンセ、デジタルシンセ、オルガン、アコースティックピアノ、エレクトリックピアノ、ストリングマシン、合計33機種のコレクション。
中でもアナログシンセは名機と呼ばれるビンテージシンセ群を独自の技術で忠実に再現しており、シンセマニアをも唸らせている。
MS-20、Prophet-5、JUNO-60、Mini Moogなど伝説のサウンドを一気に手に入れることができるなんとも贅沢なバンドル。

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D-50【Roland】

シンセ音源とPCM音源をハイブリットで合わせ持つLA(Linear Arithmetic)音源を搭載したRolandの名機。
デジタルでもアナログでもない独特なサウンドが人気で、その音は当時の様々な音楽で聴くことができる。
有名なプリセットは『Fantasia』や『Digital Native Dance』。
後述のKorgの『M1』もそうだが個人的にこの頃のシンセ音源を使う時はプリセットの音をほぼそのまま使う。
Rolandのサブスクサービス『Roland Cloud』にて利用可能。
ライセンス購入もできる。

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M1【Korg】

90年代前半に爆発的にヒットしたKorgのPCMシンセのソフトウェア版。
生楽器系を含め3,000以上の膨大なサウンドを搭載しており、意図的なのかそうではないのか今となっては決してリアルとは言い難いその独特のサウンドは当時、世界中の音楽シーンで使用された。
中でも「M1ピアノ」と呼ばれる本物のピアノとは違う独特なピアノサウンドは有名。
サンプルをフィルターやアンプで加工とアナログシンセと同じ工程でサウンドメイクを行う仕様だが、筆者の場合はプリセットを選んだらそれで終わり。
あの頃のような曲を作るには必要不可欠なシンセ音源。

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JD-800【Roland】

こちらも90年代の名機Roland JD-800のソフトウェア版。
筆者が色気づき始めた90年代に爆発的にヒット。
派手で煌めいたそのサウンドは当時のミュージックシーンで多用された。
小室哲哉氏が多用した53番「Ac.Piano 1」は「TKピアノ」と呼ばれ、テレビをつけたら耳に入らない日がなかったほど。
アナログシンセのようにサウンドメイクをというコンセプトでリリースされたシンセらしいが、デジタル感の強いそのサウンドはアナログシンセファンには受け入れられなかったとか。
40代の筆者にとってはエネルギッシュな10代を思い出すエロいシンセ。
こちらもあの頃のようなあのサウンドを作るには必要不可欠なシンセ音源。
Rolandのサブスクサービス『Roland Cloud』にて利用可能。
ライセンス購入もできる。

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