どもども。
今回はボーカルレコーディング向けコンデンサマイク特集。
ボーカルの空気感や生々しさをしっかりとレコーディングするためには、繊細かつ感度の高いコンデンサマイクが必需品。
ダイナミックマイクに比べて高価なものが多いがその恩恵は絶大。
歌ものを作るDTMerなら1本は持ってしておきたいところである。
かなり高価なものが多くなかなか手が出しにくいイメージがあるが、最近はリースナブルなモデルも増えている。
今回は、素人でも買いやすいリーズナブルモデルから業界標準となっているハイレベルモデルまでいろいろなコンデンサマイクを集めてみた。
AKG P220
AKGのハイコスパコンデンサマイクシリーズ『Project Studio Line』のリーズナブルモデル。
小規模、プライベートスタジオ向けに開発されており、決して完璧とは言えない宅録環境でも最善の結果を生み出せるように万全のノイズ対策が施されている。
もちろんローカット、パッドスイッチも搭載。
市場ではaudio-technicaのAT2020やAT2035の対抗馬となっているが、こちらはフラットというよりもより音楽的なサウンドと言われている。
アルミ製キャリングケース、ショックマウントホルダー付属。
単一指向性。
AKG P420
もひとつAKGの『Project Studio Line』。
こちらは単一指向、双指向、無指向性の3パターンの指向性を切り替え可能で、より幅広いシチュエーションに対応できる。
同じくアルミ製キャリングケース、ショックマウントホルダー付属。
audio-technica AT2035
オーディオテクニカのハイコスパコンデンサマイク20シリーズのスタンダードモデル。
クセの少ないクリア且つフラットなキャラクターでここ数年非常に人気。
単一指向性。
下位機種にAT2020もラインナップされているが、こちらはローカットスイッチ無し、ショックマウントホルダー別売となっている。
audio-technica AT4040
こちらもここ数年非常に人気の高いコンデンサマイク。
20シリーズ同様クセの少ないオールマイティなキャラクターだが、20シリーズよりも数ランク上の3万円台とは思えない非常にクリア且つリアルな音が録れると各方面から高い評価を得ている。
ローカット、パッドスイッチ搭載。
専用ショックマウント付属。
単一指向性。
3万円台でフラットな特性のマイクが欲しいならこいつが本命。
Blue Baby Bottle SL
独特のルックスで有名なBlueのリーズナブルモデル。
同社のハイエンドマイク「Bottle」の弟的立ち位置でBottleに非常に似たキャラクターだが決して真空管モデルではない。
低音を多く含んだ温かみのある音が特徴でアコースティックな楽曲に向いた音。
単一指向性。
AKG C214
AKGの超人気コンデンサマイクC414 XLⅡと同等のダイアフラム1枚を装備したラージダイアフラムコンデンサーマイク。
音はC414とは似て非なるものと言われているが、
C414 XLⅡ同様高域が強めの周波数特性で煌びやかなサウンドキャラクター。
専用ケース、ショックマウントホルダー、ウインドスクリーン付属
単一指向性。
3万円台でC414 XLⅡのような煌びやかなサウンドキャラクターのマイクが欲しいならこいつが本命。
AKG C414XLS
名機C414シリーズの現行モデル。9段階の指向性切替と4段階のPAD、ローカットフィルターを装備し柔軟なセッティングが可能。
同じC414シリーズのXLⅡとは異なり、バランスの良い周波数特性が特徴。10万弱出せるなら本命。
AKG C414XLⅡ
こちらもC414の現行モデル。
前述のXLSとは異なり高域の周波数特性が強めの煌びやかなサウンドが売り。
ターゲットや好みの問題でもあるがXLSよりも人気で価格も高い。
9段階の指向性切替と4段階のPAD、ローカットフィルターを装備し柔軟なセッティングが可能。
NEUMANN U87Ai
世界的に有名なハイエンドコンデンサマイク。
幅広い目的で使用できるオールマイティな業界スタンダード。
圧倒的な音質と存在感を得られる最高の1本。
40万出せるならこれが本命。
指向性切替式。