【2021年版】バンド一発録りもOK!アナログ入力16チャンネル以上のオーディオインターフェース特集

どもども。

今回は、アナログ入力16チャンネル以上のオーディオインターフェース特集。
このご時世、多入力対応のオーディオインターフェースなんてものはいくらでも存在するわけだが、標準でバンド一発録りができるくらいのアナログ入力を装備しているモデルってのは意外と少ない。
20in20outなんて言っても半分以上がデジタルで、アナログ入力は多くても8チャンネル以内という場合がほとんどだ。
それ以上のアナログ入力が必要な場合は追加であれやこれやを用意する必要が出てくる。
で、このあれやこれやがまた高額。
若きバンドマンが憧れるバンド一発録りをする場合、かなりの金額が必要になる。
ということで、今回は標準で16チャンネル以上のアナログ入力を装備するオーディオインターフェースを集めてみた。

TASCAM US-16×08

最大オーディオ解像度24bit/96kHzに対応した16IN8OUTのオーディオインターフェース。
Ultra-HDDAマイクプリアンプを搭載したXLR端子を8基、LINE/INST切替可能な1/4″TRS/TS標準ジャックを2ch、+4dBu/-10dBV切替可能な1/4″TRS/TS標準ジャックを6ch、合計16のアナログ入力を装備している。
4バンドEQ/コンプを装備した本格的なDSPミキサー機能も搭載。
出力は1/4″TRS標準ジャック8chの他、1/4″ステレオ標準ジャックも搭載している。

Roland Studio Capture

最大オーディオ解像度24bit/192kHzに対応した16IN10OUTのオーディオインターフェース。
定評のあるマイク・プリアンプ「VS-PREAMP」を搭載したXLR/TRSコンボ端子を12基(INPUT1~2はHi-Z対応)、TRS端子を4ch、合計16のアナログ入力端子を装備している。
超低レイテンシーを実現するVS-STREAMING、入力レベルを瞬時に自動設定可能なAUTO-SENS機能を搭載。
出力は1/4″TRS標準ジャック8chの他、PHONES端子を装備。
メイン出力の他、4系統のモニター・ミキサー機能、XLRモニター・アウトを装備。
自社開発のカスタム・チップによる内部処理で高音質のままにゼロ・レイテンシーを実現。
モニター用のリバーブも内蔵している。

MOTU Stage-B16

828や1248で有名な老舗ブランドMOTUのスタジオクオリティマイク入力16基搭載のステージボックス。
最大オーディオ解像度24bit/192kHzに対応するオーディオインターフェースでもあり、ワイヤレスコントロール可能なDSP 搭載48イン/12バスデジタルミキサーとしても機能する。
各入力チャンネルにアナログモデリングEQと、PEAK / RMS選択可能なクラシックコンプレッサーを装備。
グループおよびメインのミックスバスには、伝説のTeletronix™ LA-2Aを正確にモデリングしたMOTU Leveler™を装備している。
その他、ドラム録音や複数のボーカル録音時に役立つ3つのグループと1つのリバーブ専用グループ、メインミックスバスおよび個別のモニターバスも装備。
DTMで必要になることはないとは思うが、AVB Ethernetにも対応している。
出力は8つのXLR端子の他、1/4” TRS ステレオヘッドフォンを装備(デジタル出力も有)。
非常に人気の一品だが、Hi-Z対応TS端子を搭載していないので、ギターやベースを接続するにはDIが必要になるので注意。

まとめ

いかがだったろうか?
オーディオインターフェースにはなるべくお金をかけたくないという場合であればTASCAMのUS-16×08一択だろう。
まあそれでも約35,000円だが入力端子が多いのでこればっかりは致し方ない。
1入力約2,000円と考えればかなりリーズナブルだ。
とにかく音質にこだわるというのであればMOTUのStage-B16。
(他が悪いというわけではないが)入出力音のクオリティは他のモデルと比較して数ランク上。
まあ当然ダントツに高額なわけだが、DSPエフェクトもアナログモデリングEQ、PEAK/RMSクラシックコンプ、MOTU Levelerとかなり強力。
AVB対応など宅録DTMerにとってはあきらかにオーバースペックな部分もあるが、金があるならオススメしたい。