どもども。
今回は「DTMに挑戦してみようかと思っているけど、最初からあんまり高い機材を買うのはちょっと・・・。」という人向けに、1万円以内(税抜)で手に入る入門者向けオーディオインターフェースを集めてみた。
全てコンデンサマイクとギターのダイレクト接続OK、機能限定版DAW(音楽制作ソフト)も付属するので、購入後すぐにDTMを始めることができる。
M-Audio M-Track Solo
最近リリースされた超リーズナブルなコンパクトオーディオインターフェース。
オーディオ解像度は16bit/48kHzと抑えめではあるが、ほとんどの人にとって16bit/48kHzって十分なスペック。
ファンタム電源付きクリスタルプリアンプを内蔵したXLR端子を1基、Line/ギター用のTRS(TS)端子を1基搭載。
付属ソフトもPro Tools | First M-Audio Edition、MPC Beats、AIR Music Tech Xpand!2、Eleven Light guitar ampプラグイン、20種類のAvidエフェクトとAvidとの関係を最大限に活用した豪華仕様。
コンデンサーマイク:〇
動作環境
Win/Mac/iOS
オーディオ解像度
16bit/48kHz
入出力
2in2out
INPUT1(XLR)、INPUT2(TRS/TS)
OUTPUT L、R(RCA)
接続方式
USB2
電源
USBバスパワー(iOSを除く)
付属ソフトウェア
Pro Tools | First M-Audio Edition、MPC Beats、AIR Music Tech Xpand!2、Eleven Light guitar amp、20種類のAvidエフェクト
M-Audio M-Track Duo
上記M-Trackのプリアンプ2基搭載モデル。
入力端子にXLR/TRSコンボジャック、出力端子にTRS端子、ヘッドホン端子にステレオ標準ジャックを採用しており、Soloよりもほんの少しだけ豪華な仕様となっている。
オーディオ解像度は同じく16bit/48kHz。
付属ソフトも同様にPro Tools | First M-Audio Edition、MPC Beats、AIR Music Tech Xpand!2、Eleven Light guitar ampプラグイン、20種類のAvidエフェクトが付属。
コンデンサーマイク:〇
動作環境
Win/Mac/iOS
オーディオ解像度
16bit/48kHz
入出力
2in2out
INPUT1、INPUT2(XLR/TRS、TSコンボ)
OUTPUT L、R(TRS)
接続方式
USB2
電源
USBバスパワー(iOSを除く)
付属ソフトウェア
Pro Tools | First M-Audio Edition、MPC Beats、AIR Music Tech Xpand!2、Eleven Light guitar amp、20種類のAvidエフェクト
M-AUDIO AIR Hub
ギターもボーカルもレコーデイィングしない、入力機能なんていらないって人は、オーディオインターフェースの代わりにDAC(DAコンバータ)を用意するのもアリ。
入力機能がない分、同じ価格帯でもワンランク上の出音を手に入れることができる。
AIR Hubは24bit/96kHzのオーディオ解像度に対応したヘッドフォンアンプ。
3基のUSBポートとしても機能する。
Pro Tools | First M-Audio Edition、AIR Music Tech Xpand!2、Eleven Light guitar ampプラグイン、20種類のAvidエフェクトが付属。
コンデンサーマイク:×
動作環境
Win/Mac
オーディオ解像度
24bit/96kHz
入出力
0in2out
OUTPUT L、R(TRS)
接続方式
USB2
電源
USBバスパワー、ACアダプター(USBポート使用時)
付属ソフトウェア
Pro Tools | First M-Audio Edition、AIR Music Tech Xpand!2、Eleven Light guitar amp、20種類のAvidエフェクト
Steinberg UR12
人気DAW『Cubase』でおなじみSTEINBERGのコンパクトオーディオインターフェース。
超低価格ながら最大24bit/196kHzでのオーディオ入出力に対応している。
入力にはYamahaの誇るマイクプリアンプD-PREを搭載したXLR端子とHi-Z用1/4”TS端子をそれぞれ1つずつ搭載。
ダイレクトモニタリング機能やループバック機能も搭載している。
人気DAW『Cubase』の機能限定版である『Cubase AI』付属。
Cubaseはボーカロイドとの連携に関しては今のところ敵なしなので、ボカロ目的でDTMを始めたいユーザーにもオススメ。
さらに、iPadへの接続も可能で同社のiPadアプリ『Cubasis』でのレコーディングなども可能。
オーディオ解像度:最大24bit/192kHz
入出力:2in2out
接続方式:USB2
電源:USBバスパワー
付属ソフトウェア:Cubase AI
Native Instruments Komplete Audio1
KOMPLETEやKONTAKTでおなじみNative Instrumentsのシンプルオーディオインターフェース。
ファンタム電源付きXLR端子、TRS端子装備でボーカルやギターなどの録音が可能。
Ableton Live 10 Liteの他、NIのMASCHINE Essentials、MONARK、REPLIKA, PHASIS、SOLID BUS COMP、KOMPLETE STARTもバンドルされているので、これさえ買えばすぐにDTMを始めることができるうえ、NIの高品質音源&エフェクトも利用可能となる。
コンデンサーマイク:〇
動作環境
Win/Mac
対応オーディオドライバ
ASIO/DirectSound/WASAPI/Core Audio
オーディオ解像度
24bit/192kHz
入出力
2in2out
INPUT1(XLR)、INPUT2(TRS)
OUTPUT L、R(RCA)
接続方式
USB2
電源
USBバスパワー
付属ソフトウェア
Ableton Live 10 Lite、MASCHINE Essentials、MONARK、REPLIKA, PHASIS、SOLID BUS COMP、KOMPLETE START
ZOOM U-22
手のひらサイズのコンパクトボディにレコーディングやライブに必要な機能を厳選して詰め込んだ2イン/2アウト仕様のオーディオインターフェース。
最高24ビット/96kHzに対応し、USBバスパワー駆動の他、単3乾電池での駆動に対応する。
マイクプリ&ファンタム電源も内蔵でギターからコンデンサマイクでのレコーディングにも対応する。
オーディオ解像度:最大24bit/96kHz
入出力:2in2out
接続方式:USB
電源:USBバスパワー、単3乾電池2個
付属ソフトウェア:Ableton Live 9 Lite
まとめ
いかがだっただろうか?
1万円以内となると入力数(マイクやギターを接続できる数)は1〜2つが基本になるが、ひとりでDTMをやるぶんにはまず問題ない。
ただし、シンセサイザーなどをステレオでレコーディングしたいという場合は入力数は2つ必要になるので注意。
音質については好みもあるが、個人的にはこの価格帯の製品の入出力音共に極端な音質の差はないと思っている。
また、中には24bit/192kHzのオーディオ解像度(高い方がよりリアルに音を再生/録音できる)に対応している機種もあったりするが、正直24bit/96kHzでもかなりの高解像度。
ほとんどの人にとって192kHz対応かどうかという部分は判断材料にする必要はないということを理解しておきたい。
逆に、バンドルされている機能限定版DAWには扱えるトラックの数や付属する音源やエフェクトなどに違いがあるので、しっかりと確認しておいた方がいい。
→各機能限定版DAWの仕様や付属音源&エフェクトについてはこちらをチェック。
まあWinユーザーの場合『Cakewalk(Win専用)』という超強力な無料DAWが発表されて以降、機能限定版DAWの存在は本来の『お試し版』という位置付けに戻りつつあるが、これらにはマルチ音源やエフェクトも付属しているので、0スタートのDTMerはその辺もしっかりとチェックしておいたほうがいいと思う。