機能限定版DAW比較 & 機能限定版DAW付属オーディオインターフェース特集

ここ数年、各社コンパクトオーディオインターフェースのリリースが続いている。
最近では、これらに有名DAWの機能限定版が付属するのは当たり前。
どのDAWが付属するかでオーディオインターフェースを選ぶユーザーも多いだろう。
ということで、今回は各社の機能限定版DAWを比較したうえで、それらが付属するオーディオインターフェースを紹介してみる。

機能比較

今回比較するのは、機能限定版DAWのメインどころであるCubase AICubase LEStudio One ArtistPro Tools First、そしてSonarの生まれ変わりであるCakewalk
とりあえず機能比較のための一覧を作ってみた。

※個人が趣味でまとめたものなので、内容に間違いや変更等があっても筆者は一切責任を負いません。

まあ、どれも実質無料と考えれば高機能すぎるくらい。
プラグインエフェクトもかなり豊富でミキシング用途まで対応可能といった具合。

また、音源についてはどれもそれなりといった感じ。
当然万人が満足できる音源ではないと言えるが、無料でもらえるというだけでありがたいといったところ。
ただし、いくつか注意しなければならない点はある。
まず、Studio One Artistについては別売りのアドオンを購入しない限りサードパーティ製の音源やエフェクトを追加出来ない
ただし、いくつかのPresonus製オーディオインターフェースには「Studio Magic」というプラグインバンドル(SPL Attacker、Mäag Audio EQ2、Brainworx bx_opto、Lexicon MPX-i Reverb、SDRR 2、Movement、Analog Lab Lite)が付属しており、これらはStudio One Artistで使用することが可能となっている。
また、Pro Tools Firstについては、AAXプラグインに対応はしているものの、アップ内で購入したAAX Native 64 および AAX AudioSuite 64 追加プラグインしか使用することができない
16トラック以内のオーディオレコーディングメインのユーザーであればそれなりに使えると思うが、音源を多用するDTMerにとってはちと厳しい選択肢となる。

・・・ま、本来お試し版ですから。

贅沢言っちゃいけないわけで。
CakewalkとCubase AIが異常なんですよ。
有料版にアップグレードをしなくても十分使っていける機能。
やっぱり一番のオススメは十分な機能と拡張性を備えたCubase AI、Winユーザーであれば問答無用でCakewalkだろう。
まあCubase AIは、実質無料というだけで実際にはSteinberg社製品を購入しなければ手に入らないわけだが、どのみちオーディオインターフェースを買わなければならない人にとっては大した問題ではないだろう。
おじさんが10代の頃なんて、1万円で買えたのは中古の4トラックMTRくらいだったんですから。
しかもカセットテープ録音(笑)
デジタルレコーディングなんて夢のまた夢でしたわ。
しかしCakewalkは異常だ。
Win専用ではあるものの、他の機能限定版の機能を全て上回る。
現時点でいつまで無料なのかは全くもって不明だが、期間限定じゃないとすれば他ブランドにとっては死活問題となる大事件だ。

CUBASE AIが付属するオーディオインターフェース

STEINBERG UR12

CubaseでおなじみSTEINBERGのコンパクトオーディオインターフェース。
低価格ながら最大24bit/196kHzでの高解像度録音に対応している。
マイクプリを1基搭載、ファンタム電源付きのXLR、TRSのコンボ端子を備えており、ギターからコンデンサマイクを使用したレコーディングまでこれ1台で可能。
ダイレクトモニタリング、ループバック機能も搭載。
非常にコストパフォーマンスが高く、入門オーディオインターフェースとしてイチオシの一品。
人気DAW「Cubase」の機能限定版「Cubase AI」付属で、DAW・音楽製作ソフトを持っていない人でもこれさえ買えばすぐにDTMを始めることができる。

動作環境:Win/Mac
オーディオ解像度:最大24bit/192kHz
入出力:最大2in2out(プリアンプは1基)
接続方式:USB2
電源:USBバスパワー
付属ソフトウェア:Cubase AI

STEINBERG UR22

前述「UR12」の上位モデル。
こちらはマイクプリを2基搭載。
その他の機能はほぼUR12と同等。
こちらも人気DAW「Cubase」の機能限定版「Cubase AI」付属。

メーカーHPへ。

動作環境:Win/Mac
オーディオ解像度:最大24bit/192kHz
入出力:最大2in2out
接続方式:USB2
電源:USBバスパワー
付属ソフトウェア:Cubase AI

STEINBERG UR-RT2

[urrt2]

ON/OFF切り替え可能なRupert Neve Designsトランスフォーマーをフロントパネルの2入力に搭載したURシリーズの上位モデル。
Rupert Neve Designsトランスフォーマーは、豊かな倍音を持った音楽的で表現力豊かな入力音を生み出す。
同じく、人気のDAW「Cubase」の機能限定版である「Cubase AI」が付属するほか、内蔵DSPミキサーとDSPエフェクトREV-X(リバーブ)、Channel Strip(EQ、コンプレッサー)、Guitar Amp Classics(アンプシミュレーター)がバンドルされており、ワンランク上のミキシングが可能。

メーカーHPへ。

動作環境:Win/Mac
オーディオ解像度:最大24bit/192kHz
入出力:最大2in2out
接続方式:USB2
電源:ACアダプタ
付属ソフトウェア:Cubase AI

CUBASE LEが付属するオーディオインターフェース

TASCAM US-1×2-CU

TASCAMのコンパクトオーディオインターフェース。
Ultra-HDDAマイクプリアンプ搭載のXLR端子、TRS、RCA入力端子を装備しており、コンデンサーマイクからギター、ライン接続まであらゆる入力に対応。
最大24bit/96kHzのオーディオ入出力対応でダイレクトモニタリング機能も搭載。
UA366が24bit/192kHzなのに対してこちらは24bit/96kHzだが、ぶっちゃけ192kHzというサンプリングレートは全てのユーザーが求めるスペックではないとも思う。
経験者はご存知かと思うが192kHzでのレコーディングは重すぎてその後の処理も大変(笑)
そういった部分を削ぎ落とし、音質などに関わる基本的な部分の性能向上をローコストで実現した製品。
Win/Macの他にiOS端末への接続にも対応している。
Cubese LE」付属。

メーカーHPへ。

動作環境:Win/Mac/iOS
オーディオ解像度:最大24bit/192kHz
入出力:最大2in2out(プリアンプは1基)
接続方式:USB2
電源:USBバスパワー
付属ソフトウェア:Cubase LE

TASCAM US-2×2-CU

上記「US-1×2-CU」の上位モデルでUltra-HDDAマイクプリアンプ付XLR/TRS(TS)コンボ端子を2基搭載している。
その他、1×2は出力端子がRCAなのに対してこちらはTRS、MIDIinoutを装備しているなどの違いがある。
同じく「Cubese LE」付属。

メーカーHPへ。

動作環境:Win/Mac/iOS
オーディオ解像度:最大24bit/96kHz
接続方式:USB2
電源:USBバスパワー
入出力:最大2in2out
付属ソフトウェア:Cubese LE

ZOOM TAC-2R


サウンドハウスで価格をチェック。

Thunderbolt接続の2in2outに対応したオーディオインターフェース。
最大24bit/192kHzでの録音にも対応する。
マイクプリ内蔵XLR/TRSの入力端子を2系統装備、Hi-Zスイッチも搭載しており、コンデンサーマイクからギターまであらゆる入力に対応。
また、遅延の無いモニタリングを可能にするダイレクトモニター機能も搭載しており、モニタ音に内蔵のリバーブを掛けることもできる。
Cubese LE」付属。
正直、2in2outでThunderboltを採用するメリットは全くない気がするが、Cubase LEがバンドルされている点は初心者には嬉しいと思う。
そしてThunderboltケーブル付属という点も地味に嬉しい(笑)。
Thunderboltケーブルって意外と高い。

メーカーHPへ。

動作環境:Mac
オーディオ解像度:最大24bit/192kHz
入出力:最大2in2out
接続方式:Thunderbolt
電源:Thunderboltバスパワー
付属ソフトウェア:Cubase LE、TAC-2 MixEfx

ZOOM UAC-2

[uac-2]

上記「TAC-2R」のUSB3.0接続Ver.。
こちらはMacの他、Win環境とiPad環境に対応する。
同じく「Cubese LE」付属。

メーカーHPへ。

動作環境:Mac
オーディオ解像度:最大24bit/192kHz
入出力:最大2in2out
接続方式:Thunderbolt
電源:Thunderboltバスパワー
付属ソフトウェア:Cubase LE、UAC-2 MixEfx

M-Audio M-TRACK 2×2

M-Audioの2in2outオーディオインターフェース。
クリスタル・プリアンプを搭載したXLRコンボ入力端子が2基、ハイインピーダンス専用1/4”入力端子を2基装備しており、コンデンサマイク、ギター、ライン入力まであらゆる入力に対応。
最大24bit/192kHzのオーディオ入出力に対応。
ダイレクトモニター機能も搭載。
Cubese LE」が付属。

動作環境:Win/Mac
オーディオ解像度:最大24bit/192kHz
入出力:2in2out
接続方式:USB-C(USB-Aも接続可能)
電源:USBバスパワー
付属ソフトウェア:Cubase LE、Xpand!2、Strike、Mini Grand、Creative FX Collection

Studio One Artistが付属するオーディオインターフェース

PreSonus Studio 2|6

XMAX-Lソリッドステート・プリアンプとハイエンドA/D/Aコンバーターを搭載したPreSonusのコンパクトオーディオインターフェース。
XLR/TSコンボ端子を2基搭載しておりコンデンサーマイクからギター、ラインとあらゆる入力に対応。
最大24bit/192kHzのオーディオ入出力に対応しヘッドフォンでのモニタリング中に2種類のミックスを切り替えることが可能なキュー・ミックス機能なども搭載。
人気DAW「Studio One Artist」の他、Plugin Alliance、Lexicon、Klanghelm、Output、Arturiaと連携した「Studio Magic」が付属。
SPL Attacker、Mäag Audio EQ2、Brainworx bx_opto、Lexicon MPX-i Reverb、SDRR 2、Movement、Analog Lab Liteの7つの豪華なプラグインが付属し、これらは「Studio One Artist」でも使用することが可能な仕様となっている。
ただし、それ以外の他社製プラグインを「Studio One Artist」で使用したい場合は追加料金を支払うか上位モデルにアップグレードする必要があるので注意。

動作環境:Win/Mac
オーディオ解像度:最大24bit/192kHz
入出力:2in4out
接続方式:USB2
電源:USBバスパワー
付属ソフトウェア:Studio One Artist、Studio Magic

PreSonus AudioBox iOne

またまたPreSonusのiOS端末接続に対応したコンパクトオーディオインターフェース。
1in2outのシンプル設計で最大24bit/96kHzのオーディオ入出力に対応する。
XLR/TSコンボ端子搭載でコンデンサーマイクからギター、ラインとあらゆる入力に対応。
付属ソフトウェアは同様に「Studio One Artist」、「Studio Magic」。
SPL Attacker、Mäag Audio EQ2、Brainworx bx_opto、Lexicon MPX-i Reverb、SDRR 2、Movement、Analog Lab Liteなど7つの豪華なプラグインが付属し、これらはStudio One Artistで使用することが可能。
それ以外の他社製プラグインをStudio One Artistで使用したい場合は追加料金を支払うか上位モデルにアップグレードする必要がある

動作環境:Win/Mac/iPad
オーディオ解像度:最大24bit/96kHz
入出力:1in2out
接続方式:USB2
電源:USBバスパワー
付属ソフトウェア:Studio One Artist、Studio Magic、Capture Duo

PreSonus AudioBox iTwo

前述「AudioBox iOne」の2in2outバージョン。
プリアンプ付XLR/TSコンボ端子が2基搭載されている。

動作環境:Win/Mac/iOS
オーディオ解像度:最大24bit/96kHz
入出力:2in2out
接続方式:USB2
電源:USBバスパワー
付属ソフトウェア:Studio One Artist、Studio Magic、Capture Duo