【2021年版】オススメのモニター向けヘッドホン

MDR-CD900ST

ハンパない普及率を誇る超有名モニタヘッドホン。
実はここまで普及している理由は「音質」ではなく劣化した部品の交換がしやすいかららしい。
音質は非常にクリアで音像は非常に近い。
細かい音像、エフェクトのかかり具合の調整をするにはもってこい。
一方で、低域が弱い、中高域が耳に刺さるなんて声も多いが、比較対象としてもよく出てくる代物なので一本持っておくことをオススメする。

AKG K240MK2

圧倒的に安価なド定番セミオープン型モニタヘッドホン。
さすがに2~3万クラスと比較してしまうと解像度や空間表現能力に差があるが900STよりも低域は確認しやすい。
900STよりもマイルドで自然なヌケのあるキャラクターで耳も痛くない。

YAMAHA HPH-MT8

大人気だったHPH-MT220の後継機にあたるYAMAHAのリファレンスヘッドホン。
「ザ・フラット」って感じでクセも色も一切感じないといった印象。
そして十分な情報量。
近すぎず遠すぎずの適度な距離感にすぅーっと伸びる広い音場。
そこで各帯域の音が淡々と鳴っている印象。
聴いていてもダントツでつまらなかったが、きっとこれこそが「リファレンス」にふさわしいと思える一品。

SHURE SRH940

ダイナミックマイクSM58で有名なSHUREのリファレンススタジオヘッドホン。
周波数特性はYAMAHAのMT8同様フラット。
情報量が多く非常に高い空間表現能力。
周波数レンジも非常に広く、低域は適度な量でボワつきがないし高域もキレイに伸びている。
音までの距離感も近めで細かなチェックもしやすいと思う。
一方で、耐久性に難ありとの情報もちらほら。

audio-technica ATH-M70x

海外で人気のMシリーズのフラッグシップモデル。
決して周波数特性がフラットという機種ではないが、こいつの中高域の情報量は驚異的。
空間表現能力も驚異的でゴチャゴチャしている部分が丸見え。
他のヘッドホンで聴こえなかった音が面白いくらい見つかる。
くっついてしまったり、隠れてしまっている音もこいつなら一つ一つしっかりと確認できる。
但し、中高域が耳に張り付いてくるタイプなので低域のモニタリングはやりやすいとは言えない。
「低域もある程度見える超高解像度版900ST」といった感じ。

audio-technica ATH-R70x

audio-technica初のプロ用オープン型リファレンスモデル。
開放型ならではのリッチな低音がGood。
空気感があってスピーカーの鳴りに近い。
周波数特性決してフラットではないが、強めに出てくる低域に負けない絶妙なバランスで中高域が鳴っている。
情報量はズバ抜けて高いとは言えないが低域の確認やクラブミュージック等の製作には重宝する一品。