どもども。
打ち込みの作業効率を飛躍的に向上させることができるMIDIキーボード。
鍵盤楽器経験者であれば間違いなく導入すべきアイテムではあるが、その大きさゆえ設置場所には意外と悩まされる。
高機能なマスターキーボードを買ったものの、机の上に置いたら他に何も置けなくなっちまったなんていうのはDTMerあるあるだ。
ということで、今回はデスクの上でマウスやPCキーボードと共存できる小型のMIDIキーボードを集めてみた。
マウスの置き場所に頭を悩ませているそこの君!
その悩み、これで解決できますぜ!?
KORG nanoKEY2
外形寸法:32.5cm x 8.3cm x 1.6cm。
セパレート・タイプ・キーベッドを採用したベロシティ対応25鍵のMIDIキーボード。
WhiteとBlackの2カラーラインナップ。
薄さはなんと1.6cm。
打鍵の深さは薄いものの操作性はなかなかのもの。
ちょっとしたフレーズの入力にはもってこい。
ピッチアップ/ダウンボタン、オクターブアップ/ダウンボタン、モジュレーションボタン、サスティンボタンを搭載。
エディター・ソフト『KORG KONTROL Editor』を使ってベロシティ・カーブを3段階+固定の計4種類から選択可能。
『KORG Software Bundle※』付属。
iZOTOPE Ozone Elementsがバンドルさせているのは嬉しい。
KORG Gadget Le for Mac
KORG M1 Le
iZOTOPE Ozone Elements
Applied Acoustics Systems Strum Acoustic Session
Applied Acoustics Systems Ultra Analog Session
Applied Acoustics Systems Lounge Lizard Session
Propellerhead Reason Lite
UVI Digital Synsations
その他、お得なクーポンやトライアルチケット等
KORG microKEY2
外形寸法:39.5cm × 13.1cm × 5.2cm(25鍵)~85.0cm × 13.9cm × 5.4cm(61鍵)。
小さいのに弾きやすいミニサイズ鍵盤MIDIキーボード『microKEY』の第2世代。
25、37、49、61鍵の4モデルラインナップ。
37、49、61鍵モデルには、ダンパーペダル接続用のアサイナブルスイッチ端子を搭載。
25鍵モデルはサスティンボタンを搭載している。
また、37、49、61鍵モデルには、ピッチベンド、モジュレーションホイール、25鍵モデルにはピッチベンドとモジュレーションを操作できるジョイスティックが搭載されている。
Win/Macのほか、iPad/iPhoneへの接続にも。
『KORG Software Bundle※』付属。
KORG Gadget Le for Mac
KORG M1 Le
iZOTOPE Ozone Elements
Applied Acoustics Systems Strum Acoustic Session
Applied Acoustics Systems Ultra Analog Session
Applied Acoustics Systems Lounge Lizard Session
Propellerhead Reason Lite
UVI Digital Synsations
その他、お得なクーポンやトライアルチケット等
KORG microKEY2 Air
外形寸法:39.5cm × 13.1cm × 5.2cm(25鍵)~85.0cm × 13.9cm × 5.4cm(61鍵)。
前述のmicroKEY2のワイヤレスモデル。
こちらも25/37/49/61鍵の4モデルラインナップ。
CME Xkey
外形寸法:38.8cm x 13.5cm x 1.6cm(25鍵)~55.3cm x 13.5cm x 1.6cm(37鍵)。
CME PROの薄型MIDIキーボード。
ラインナップは25、37鍵の2モデル。
アルミ製のボディがスタイリッシュでかっこいい。
このサイズ、この薄さでベロシティ対応のフルサイズ鍵盤を採用しているので、見た感じより結構弾きやすい。
オクターブスイッチ、ピッチベンド、モジュレーションボタン、サスティンボタンも搭載。
Camera Connection KitやLightning-USBカメラアダプタを使用してiPadやiPhoneに直接接続することも可能。
CME Xkey Air
外形寸法:38.8cm x 13.5cm x 1.6cm(25鍵)~55.3cm x 13.5cm x 1.6cm(37鍵)。
上記Xkeyのワイヤレスモデル。
こちらもラインナップは25、37鍵の2モデル。
M-AUDIO Keystation Mini 32 mkⅢ
外形寸法:41.8cm x 10.5cm x 2.0cm。
M-AUDIOのベストセラーMIDIキーボードの第3世代。
ベロシティ対応のミニサイズ鍵盤は操作性もなかなかのもの。
ベロシティカーブが数種類用意されているほか、固定値での入力も可能。
その他、オクターブスイッチ、ピッチベンド、モジュレーションボタン、サスティンボタンを搭載。
iOS端末への接続にも対応。
ProTools First M-Audio Edition、Xpand!2(マルチ音源)付属。
AKAI LPK25
外形寸法:33.9cm x 9.7cm x 3.3cm。
MPCで有名なAKAIの小型MIDIキーボード。
ベロシティ対応の25鍵ミニ鍵盤にアルペジエータ、サスティンボタン、オクターブアップ・ダウン、タップテンポ・コントロールなども搭載。
また、4つのメモリ・バンクも搭載し、エディターソフトで各パラメーターをコンピュータから設定することも可能。
USBバスパワー駆動。
iOS端末にも接続可能。
Native Instruments KOMPLETE KONTROL M32
外形寸法:47.5cm x 16.7cm x 5.0cm。
最近リリースされたばかりのNative Instruments KOMPLETE KONTROLシリーズ初のコンパクトモデル。
ベロシティ対応の32鍵ミニ鍵盤に有機ELディスプレイ、8つのタッチセンサー式コントロールノブ、2本のタッチストリップ、4方向プッシュ式エンコーダーを搭載。
NI製品やNKS対応インストゥルメント&エフェクトを面倒な設定なしで即座にコントロールすることが可能。
サイズこそミニだが、NKS対応やSmart Playによるアルペジオやコードの演奏など、上位モデルにあたるSシリーズやAシリーズの機能がほぼほぼ全てぶち込まれている。
また、再生、一時停止、録音、クオンタイズ、ループなどのトランスポートボタンも搭載しており、キーボードから直接DAWの操作も可能。
サスティンペダル接続端子も搭載。
今回紹介するアイテムの中では一番大ぶりだが、機能面を考えると非常に魅力的な製品。
付属ソフトウェアもKOMPLETE KONTROL、KOMPLETE START 、SCARBEE MARK I、REAKTOR PRISM 、MONARK、MASCHINE ESSENTIALS 、ABLETON LIVE 10 LITEと、上位モデルには及ばないものの非常に豪華。
まとめ
いかがだったろうか?
外形寸法が一番小さいのはKorgのnanoKEY2。
薄さはなんと1.6cm。
これについてはCMEのXkeyも一位タイ。
薄さを求めるのであればこの2択だろう。
ちなみに、その薄さ故どちらも打鍵の深さはかなり浅い。
ピアノ鍵盤のような押しこむ感覚が欲しいという人は避けたほうがいいかもしれない。
まあこの手のMIDIキーボードに何を求めるのかって話だが、基本的にこの手のMIDIキーボードは『楽器』ではなくマウスやPCキーボードと同じ『道具』だ。
ピアノやフルサイズ鍵盤のシンセなどと同じ弾き心地を求める必要はあまりないと思う。
鍵盤数はスペースを考えれば25鍵がベストだが、32~37鍵あったほうがストレスは少ないと思う。
KorgのMicroKEY2については61鍵モデルまで用意されているが、さすがにそこまでいくとそこそこの横幅になってくるので、自分が確保できるスペースに合わせて最適な一台を選んでみてほしい。