どもども。
前回に引き続き、無料で使えるプラグイン特集。
今回はエフェクト編。
全てWin/Mac対応なので安心してご覧いただきたい。
イコライザー
TDR SlickEQ
シンプルで高品位なハイパス・フィルター付き3バンド・セミ・パラメトリックEQ。
American、British、German、Soviet4つのEQモデルを切り替えることで、様々な特性のEQ処理が行える。
また、サチュレーション機能も搭載されており、Linear、Silky、Mellow、Deep4つのモードから選択することができる。
MS処理にも対応。
VST、AU対応。
TDR Nova
同じくTDRの、パラメトリックEQ、ダイナミックEQ、シングルバンドコンプ、マルチバンドコンプとしての機能を網羅した超高機能プラグイン。
機能が多すぎる分初心者向けとは言えないが、視覚的にカーブをコントロールできるので前述のSlickEQよりもとっつきやすい人もいるかもしれない。
もちろん単純なEQ、コンプとして使うことも可能だが、どちらかと言えばミックスやマスタリングで重宝する一品。
VST、AU対応。
MeldaProduction MEqualizer
超多機能6バンドイコライザー。
サチュレーション、スペクトラムアナライザー、倍音まとめてイジる機能などなどいろんな機能がついている。
AUTO-LESTEN(EQをイジることで影響が及ぶ範囲のみを聴くことができる)機能も搭載されている有料プラグイン顔負けの一品。
機能が多い分初心者には向いていないかもしれない。
広告の非表示、インターフェースの拡大やプリセットの保存等は課金しないと使えないが、無料のままでも全然使える。
VST、AU、AAX対応。
Voxengo Marvel GEQ
グライコも1つご紹介。
LR方式の他、MS処理も可能な16バンドのグラフィックイコライザー。
なかなか良い。
VST、AU、AAX対応。
コンプレッサー
TDR Kotelnikov
ピークコンプとRMSコンプが並行作動するちょっと特殊なステレオバスコンプレッサー(その辺を気にしないで使用することも可能)。
バスチャンネル(複数のトラックをまとめたチャンネル)やマスタートラックに挿す目的で作られているので少々重め。
圧縮による音質の変化も小さくきれいに仕上げてくれる。
VST、AU対応。
Melda Production MCompressor
RMS動作やMS処理にも対応する高機能コンプレッサー。
リミッター機能付で加工前後の波形や圧縮量が視覚的に確認できるので初心者にもとっつきやすい。
Mequalizer同様、広告の非表示、インターフェースの拡大やプリセットの保存等は課金しないと使えないが、無料のままでも全然使える。
VST、AU、AAX対応。
リバーブ
Freeverb3
IR(インパルスレスポンス)リバーブと複数のアルゴリズム系リバーブ、マルチバンドコンプレッサーなどがバンドルされたプラグイン。
Mac環境で使用できる無料のIRリバーブはほとんど皆無(知らないだけかも)なので非常に貴重な一品。
動作も比較的軽めでオススメ。
VST対応。
Voxengo OldSkoolVerb
ビンテージエミュレートのシンプルなステレオリバーブプラグイン。
プレート、ルーム、ホールのタイプが選択できリバーブ成分のEQ処理も行える。
VST、AU対応。
Smartelectronix Ambience
プリセットが豊富なリバーブプラグイン。
きれいで固めな残響をつけてくれる。
EQ搭載。
VST、AU対応。
TAL-Reverb
TAL-NoiseMakerでおなじみTogu Audio Lineのシンプルなリバーブプラグイン。
1~4まで種類があるがどれもヴィンテージシンセのリバーブ部分をエミュレートした作りでミキシングというよりはサウンドメイク向け。
EDMやシンセリードに向いている感じ。
ディレイ
Spaceship Delay
シングル、ピンポン、デュアル/ステレオ3つのモードに対応した高機能ディレイ。
Digital、Tape、Modernタイプを切替可能なほか、サチュレーション機能やアナログシンセをエミュレートしたフィルターも搭載。
さらにはスプリングリバーブやフェイザーも搭載されている。
イジっていて楽しいディレイプラグイン。
VST、AU、AAX対応。
Voxengo Tempo Delay
シンプルで操作性の高いステレオテンポディレイプラグイン。
非常に使い勝手が良い。
LRで独立したフィルターが搭載されているのもGood。
ボーカルやリードなどのセンターものにピンポンディレイを掛けたい時に最適。
VST、AU、AAX対応。
Voxengo Sound Delay
同じくVoxengoのステレオディレイプラグイン。
シンプルながら高い操作性。
MS処理にも対応している。
VST、AU、AAX対応。
TAL-Dub-3
TAL-NoiseMakerでおなじみTogu Audio Lineのシンプルなディレイ。
TAL-Reverb同様ミキシングというよりはサウンドメイク向け。
こちらも1~3まで種類がある。
コーラス、フランジャー、フェイザー
TAL-Chorus-LX
Roland Juno-60のコーラス部分をエミュレートしたシンプルなコーラスプラグイン。
ミックスというよりはサウンドメイク向け。
VST、AU、AAX対応。
TAL-Flanger
シンプルなステレオフランジャープラグイン。
TAL-Chorus-LX同様サウンドメイク向け。
VST、AU、AAX対応。
Blue Cat Audio Blue Cat’s Chorus
ビンテージコーラスをエミュレートしたシンプルなコーラスプラグイン。
AAX、AU、RTAS、VST、DirectX対応。
Blue Cat Audio Blue Cat’s Flanger
同じくBlue Cat’sのフランジャー。
AAX、AU、RTAS、VST、DirectX対応。
Blue Cat Audio Blue Cat’s Phaser
同じくBlue Cat’sのフェイザー。
AAX、AU、RTAS、VST、DirectX対応。
リミッター / マキシマイザー
LoudMax
最近話題の音楽的に崩壊しにくいマキシマイザー。
音の原型を可能な限り保持するように設計されているらしくクリアに音圧を稼ぐことが出来る。
スレッショルドとアウトプットのみのシンプル設定。
VST、AU、Winamp対応。
Yohng W1 Limiter
Waves L1 Ultramaximizerのクローンプラグイン。
VST、AU、RTAS対応。
その他のツール
Voxengo SPAN
周波数成分をピーク、RMS、K-System(知らない人はスルー)で表示できる高機能万能スペアナプラグイン。
ステレオ、サラウンドの他、なんとMS表示も可能。
スロープを始め、波形の出力範囲、スピード等を調整可能な他、表示サイズや色も自分好みに変更できる。
視認性、レスポンスも良くオススメできる一品。
VST、AU、AAX対応。
Youlean Loudness Meter
ここ最近話題のラウドネスメータープラグイン。
EBU R128、ITU-R BS 1770-4をはじめとする複数のラウドネス国際規格準拠(知らない人はスルー)に対応しているすぐれもの。
筆者は使ったことがないのだが・・・良いらしい(笑)
VST、AU対応。
A1AUDIO A1StereoControl
ソース(ステレオ)の左右の広がりを簡単にコントロールできるプラグイン。
その他にもクリック1つで位相反転やLR反転もできる優れもの。
任意の周波数以下の音は広げない「SAFE BASS」という機能があるのもGood。
MS別に音をミュート出来るので、Midのみ、Sideのみの音を確認といったことも簡単にできる。
かなり便利なプラグイン。
AAX、AU、RTAS、VST対応。