MDR-CD900ST
どこのスタジオにも必ずあるといってもいい程の普及率を誇る有名モニタヘッドホン。
定番中の定番。
実はここまで普及している理由は「音質」ではないということは筆者自信も最近知った。
とは言うものの音質は非常にクリアで、なんというか奥の奥までモニタリング出来る。
味気の無い素の音がモニタリング出来ることも人気の理由。
細かい音像、エフェクトのかかり具合の調整をするにはもってこい。
スピーカーの他に用意しておきたい。
AKG K240MK2
こちらも定番モニタヘッドホン。
こちらもフラットで素直な出音を得られる。
CD900STと比較すると音が柔らかめという意見が多い。
CD900STが国内の定番であるのに対してこちらは海外の定番と言った感じだろうか?
定位、音像も捉えやすい。
SHURE SRH940
ダイナミックマイクSM58で有名なSHUREのリファレンススタジオヘッドホン。
周波数特性は「フラット」。
情報量が多く非常に高い空間表現能力。
周波数レンジも非常に広く、低域は適度な量でボワつきがないし高域もキレイに伸びている。
音までの距離感も近めで細かなチェックもしやすいと思う。
一方で、耐久性に難ありとの情報もちらほら。
audio-technica ATH-M70x
海外で人気のMシリーズのフラッグシップモデル。
決して周波数特性がフラットという機種ではないが、こいつの中高域の情報量は驚異的。
空間表現能力も驚異的でゴチャゴチャしている部分が丸見え。
他のヘッドホンで聴こえなかった音が面白いくらい見つかる。
くっついてしまったり、隠れてしまっている音もこいつなら一つ一つしっかりと確認できる。
但し、中高域が耳に張り付いてくるタイプなので低域のモニタリングはやりやすいとは言えない。
「低域もある程度見える超高解像度版900ST」といった感じ。
audio-technica ATH-R70x
audio-technica初のプロ用オープン型リファレンスモデル。
開放型ならではのリッチな低音がGood。
空気感があってスピーカーの鳴りに近い。
周波数特性決してフラットではないが、強めに出てくる低域に負けない絶妙なバランスで中高域が鳴っている。
情報量はズバ抜けて高いとは言えないが低域が命のクラブミュージック等の製作には重宝する一品。