今回はUAD-2のギターアンププラグイン「ENGL Retro Tube100 Head(E765)」と「ENGL Victor Smolski Signature Limited Edition(E646)」をご紹介。
前回、同じUAD-2の「Marshall Super Lead 1959」の化け物じみたサウンドを紹介させてもらったが、こちらもなかなかの化け物ぶり。
開発元はBrainworx。
ミキシング/マスタリング用のエフェクトで有名なブランドですな。
まずはモデルとなっているアンプについて軽く触れておく。
Retro Tube100 Head (E765)
2ch構成のチューブアンプ。
ENGLと言えばヘビィサウンドのイメージが強いが、このRetro Tube100はビンテージテイストのウォームなクリーンやクランチ、ディストーションサウンドなどを得意とする。
ハイゲインもチューブらしい音楽的なサウンドが得られる。
ENGL Victor Smolski Signature Limited Edition (E646)
RAGEというバンドのギタリスト「ヴィクター・スモールスキ」のシグネーチャーモデル。
チェーンをモチーフにしたネットがイカツイ。
Clean Gain-1、Crunch Gain-2、 Lead Gain-3、 Lead Gain-4と4つのGanを持ち、EQもクリーン&クランチ用、リード用が用意されており、様々なサウンドメイクが可能となっている。
非常にパワフルなサウンドでキラッとしたクリーンや荒々しいクランチ、ザクザクのハイゲインが特徴。
ま、シグネィチャーモデルですから。
簡単に言ってしまえばヴィクターさんのわがままを全て実現する夢のアンプといったところ(笑)
共に割と最近の製品で、いわゆるビンテージ機材という訳ではない。
「そこ!?」
っと思ったENGLユーザーも多いのではないだろうか?
FireballやPowerballあたりのほうがニーズはありそうだが・・・。
ま、とは言っても両方とも非常に人気のあるアンプヘッドらしい。
例のごとくサンプルを用意。
筆者が適当に打ち込んだMIDIデータをVIR2のELECTRI6ITYで鳴らしてバウンスしたものにそれぞれのプラグインを挿してみた。
Retro Tube100 Head (E765)
いや〜サウンドのクオリティはさすがですな。
リアリティが違う。
E765・・・良い!
いや、E646も良い!
力尽きて用意出来なかったがクランチやクリーンサウンドもかなりいい感じ。
E765はなんでもいけそうだし、E646はそっち系の曲にはもってこい。
どちらかといえばどちらも現代的な音ですな。
UAD-2・・・恐るべし。