やっと仕事が一段落したので今更ながらMaschineを最新バージョンである2.2にアップデート。
今回のアップデートで追加された機能は以下の通り。
スケール・コードエンジンの追加。
今回のアップデートにより「スケールエンジン」、「コードエンジン」というものが追加された。
「スケールエンジン」は、特定のスケールの音階をパッド上に読み込んでくれる機能。
そのスケールに沿った音階のみがパッド上に割り当てられるので、スケール等の知識がない人でもスケールに沿ったキーをチョイスできるというわけだ。
メジャー、マイナー、ジプシー、ブルース等様々なスケールが用意されている。
「コードエンジン」は、1つのパッドを押すだけでコードが鳴らせる機能。
ピアノやギターの経験がないユーザーでもコードを意識した楽曲が製作しやすくなる。
こういった機能の元祖はAplleだろうか?
何となくGarageBandを思い浮かべてしまう。
いわゆる王道とは異なる楽曲の製作方法だが、コードやスケールというものの知識がない人間にとっては非常にありがたい機能である。
しかし一方で、コードの響きを頭でならせる人やギターやピアノで作曲をする人の中にはこういった機能を嫌う人も多く、「邪道」と言われることもしばしば。
ただ、それは楽曲の製作方法の違いだと筆者は考えている。
筆者自身、ピアノやギターで曲を作るときもあればMaschineのみで作ったりもする。
面白いのは、ピアノやギターを使って作る曲と、サンプラー等でトラックを組み立てて作る曲とでは全く違ったモノが出来るということだ。
アレンジをする人間としては、これが結構重要だったりする。
トラック製作やサンプラーをいじった経験のない人間が90年代のR&BやHip Hop、ブラックミュージックを作ろうとすると、どうにもニセモノくさくなる理由もここにある。
音色やアレンジだけで「っぽさ」を出そうとするからだ。
そもそも製作方法が違うのである。
こういう機能があってこそ作りあげられる音楽もあるってことですな。
アルペジエーター機能の追加。
こちらはノートリピート機能(パッドを押しっぱなしにして音を連打させるあれ。)にアルペジオを追加できる機能。
EDMやエレクトロ等では、ある意味アルペジエーターは必須。
特にリアルタイムで使用するパフォーマーにとってはうれしい機能ではないだろうか?
キーボードとの統合。
12月にKOMPLETE 10とKOMPLETE KONTROLたるコントローラーがリリースされたばかり。
おそらくNIとしてはそことの統合性を高めて、いわゆる「統合ワークステーション」を築きあげようとしているのだろうが、筆者の場合MaschineはMaschine、KOMPLETEはKOMPLETEという感覚で使用しているのでこれについてはノーコメント。
今のところMaschineにキーボードをつなげたいとは全くもって思っていない。
KOMPLETE KONTROLについても買う気は全くなし。
ノブのタッチセンサー機能に対応。
ファームウェアアップデートにより、ディスプレイ下部のノブがタッチセンシティブ対応ノブになる。
今まで以上にスムーズな操作が可能になるわけだ。
ただし、これはフラッグシップモデルの「Maschine Stdio」のみの話。
・・・筆者は初代Maschineユーザーなので・・・全く関係ない。
お得なキャンペーンも開催中。
今回のアップデートに合わせてNative InstrumentsはMaschine に関するキャンペーンを連発している。
はっきり言って今までコツコツと買い物をしてきた筆者にとっては悔しいだけである。
何度も言うようだけど・・・そんなキャンペーンより・・・初代ユーザーの為にカラフルなパッドを提供してくれ。
5,000円の値引きするからMkⅡを新たに買えっていうのはあんまりだ。
こっちは2.0のアップデートにも1万円払ってるわけで。
拡張音源つけられたところで…もう既に定価で購入済みなわけで。
酷い。