さて、おかげさまで「ストリングス音源聴き比べ」の投票が100票を超えたので、投票結果と何番が何の音源を使用していたのかを公表したいと思います。
投票にご協力くださった皆様、Twitterフォロワーの皆様、RTにご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。
「この企画好きです。」
「面白い」
などのご意見もいただき、オジサン、涙がちょちょぎれそうなくらい嬉しいです。
また、頑張ります。
では、早速いきますか。
栄えある第一位は・・・
目次
第1位(59票/100票)
2番 KONTAKT5 Vienna Symphonic Library Orchestra(Native Instruments)
さすがといったところでしょうか?
ご存じの方も多いと思いますが、KONTAKTに収録されているVSLはあの高級音源VIENNAのサンプル。
筆者自身、VIENNAのSE1を所有していますが、今回はあえてKONTAKT版を使ってみました。
アーティキュレーション(奏法)こそ限定されていますが、用途によっては全然使えますね。
特に静かな曲、小編成の楽曲にはもってこいだと思います。
個人的には、泣かせられるストリングス音源はこのVIENNAだけだと思ってます。
聴いていて切なくなる音はさすがといったところです。
第2位(28票/100票)
3番 QUANTUM LEAP Symphonic Orchestra PLAY Edition
Gold Complete (East West)
作っていて思いましたが、アタックも独特で、ベロシティ値によっては「むむむっ!」って音が出たりします。
そんなに強く弾かないで!って思う場面もしばしば・・・。
残響も深めなのでやはり大編成かつ迫力のある曲に向いている音源かもしれませんね。
とは言うものの、このクオリティでオーケストラを構成するほとんどの楽器を収録しているという点はやはり驚異的なコストパフォーマンス。
Hollywoodシリーズが出てから影が薄くなってきているイメージがありますが、アーティキュレーションも豊富で一般DTMerに優しい価格設定の素晴らしい音源です。
第3位(13票/100票)
1番 SESSION STRINGS Pro(Native Instruments)
とにかくバランスが良く、扱いやすい音源でしたね。
良く言えば、うまくまとまった完成された音って感じですかね。
裏を返せば平坦で薄っぺらいという印象も持つ方も多いでしょう。
ひとつひとつのパートをしっかりと聞かせたい場合には不向きでしょうね。(他の音源と比較した場合の話。)
また、今回は使用しませんでしたが、このSESSION STRINGS Proはキースイッチによるアーティキュレーションも豊富です。
「KONTAKTのVIENNAを使いたいけど、奏法がないからSESSION STRINGS Proで我慢しよう・・・。」
なんて経験があるKOMPLETEユーザーは筆者だけではないのではないでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
今回は小編成かつスローなサンプル曲での聴き比べでしたが、大編成かつ迫力のある曲で比較をしたら結果はまた違うのかもしれませんね。
正直なところ、音質、奏法の数、コストパフォーマンス、向いているジャンル等、比較の仕方によって結果はいろいろだと思いますが、今回の聴き比べがDTMerの皆様の何かの判断材料になれば幸いです。
次回は「アコースティックギター音源」の聴き比べをやってみたいと思います。
ではでは。
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QUANTUM LEAP Symphonic Orchestra PLAY Edition (EASTWEST)
KOMPLETE 10 (Native instruments)
KOMPLETE 10 ULTIMATE (Native instruments)
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