音源を選ぶときのポイント

1.プラグインの規格

音源は非常に多くの種類がリリースされていますが、ひとつのDAW・音楽制作ソフトでどれでも自由に使えるというわけではありません。
使用するDAW・音楽制作ソフトによって使用できる音源は限定されています。
代表的なものは、

Pro Tools : 「AAX」または「RTAS」(Ver.10以前)
Cubase : 「VST」
Sonar : 「VST」、「DXi」
Logic : 「AU」

などがあります。
めんどくさいですね。
ですので、使用したいDAW・音楽制作ソフトが決まっている場合は、そのソフトで使用できる音源を、使いたい音源が決まっている場合はその音源が使用できるDAW・音楽制作ソフトを準備しなければなりません。
とは言っても、現在リリースされている有料の音源は、ほとんどが複数の規格に対応しているので、そこまで窮屈でもありません。
自分の準備するDAW・音楽制作ソフトで使用できるプラグインの規格は何なのか、購入しようとしている音源の規格は何なのかは必ず確認してから購入しましょう。

2.音源の種類

音源には、大きく分けると2種類存在します。

ウェーブテーブル音源
実際に録音した波形で音を出す、またはそれを元に音を作るタイプの音源です。
実際の波形を鳴らすので、生楽器等の音もリアルです。
サンプラーやPCM音源と呼ばれるものがこれに分類されます。
生バンド系やオーケストラ等の音色もかなりリアルに演奏させることが出来ます。


生楽器サウンドを得意とするウェーブテーブル音源。
写真はNative InstrumentsのKONTAKT5。

物理モデル音源
シンセサイザーの構造をデジタル回路で再現した音源です。
ザ、シンセサイザーという音が得意です。
ヴァーチャル・アナログシンセやモデリングシンセ、FMシンセ等がこれに分類されます。
最近だとエレクトロ等でよく使われますね。


エレクトロ等を得意とする物理モデル音源。
写真はNative InstrumentsのMassive。

どちらが優秀かということではなく、目的にあった音源を準備しましょうということです。
いくら優秀なヴァーチャルアナログシンセを購入しても、リアルなバンドものやオーケストラは作れないということです。

3.音のサンプルが聞けるものを購入する

最近は、メーカーのサイトに行くとサンプルが聞けるものが増えているので、購入する前に一度聞いてみる事を強くオススメします。
メーカーのサイトにサンプルが無い場合でも、YouTubeで検索すると結構高い確率で見つかります。
英語の動画が多いですし、細かいところまでは聴こえない場合が多いですが、どんな音が出せるのかは十分理解できると思います。
ネット上での評価が高かったから買ってみたけど、全然自分の思っている音が出せなかったなんてことにならないようにしましょう。

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