結果発表!ソフトアンプシミュレーター聴き比べ。

さて、皆さんにご協力いただいたソフトアンプシミュレーター聴き比べ。
それなりに投票数も集まったので、そろそろ結果を公表したいと思います。
Twitterフォロワーの皆様もご協力していただき、本当にありがとうございました。

ではでは、早速投票数の獲得順位とどこのアンプシミュレーターだったのかを見ていきましょう。

第1位

4番 IK Multimedia Amplitube3(34件/54件)

栄えある第一位は、2位以下に圧倒的な差をつけたIK MultimediaのAmplitube3。
別格でしたね。
各アンプブランド公認といいのも納得です。
単音やミュート時の音もコシのある素晴らしいサウンドですし、「JCM800の再現」という点から見てもリアルさはNo1だと思います。
筆者ももともとバンドマンですが、ここまで来ると感動の域ですよね。

第2位

1番 Native Instruments Guitar Rig5(12件/54件)

2位はNative Instruments Guitar Rig5。
これもまた素晴らしいサウンドですが、JCM800の再現性という点からみると4番にはかなわないと言った感じでしょうか?
中には音がキレイすぎるという感想を持つ方もいると思います。
なんて言うんですかね、言葉が合ってるかわかりませんが、薄っぺらくてダイナミクスが欠けるという印象。
1位のAmplitubeはギタリストがスタジオで弾いているのを聴いているような迫力満点な音なのに対して、こちらはCDなどの、ある程度加工された耳馴染みの良い音という感じですよね。
アレンジャーの方などからすれば扱いやすい音とも言えるでしょう。
また、オリジナルには無いboostスイッチが付いてるのもDTMerにとっては嬉しいですね。

第3位

3番 Line6 POD farm(5件/54件)

こちらはLine6のPOD farmでした。
個人的には嫌いな音じゃないんですが、こうやって聴き比べるとちょっと見劣りしちゃいますかね。
マイク~の空気感は他と比べるとかなりお粗末ですね。
ま、これはこれで有りだと思いますが。
筆者のように古い人間や、昔からPODを使っているユーザーにとっては馴染みのある音と感じる部分もあるのかもしれませんね。
ただ、オリジナルと比べてどうかと言われると全くの別物。
歪み具合もオリジナルとは全く違います。

第4位

2番 Apple Logic Pro X付属のアンプシミュレーター(3件/54件)

そして今回用意したアンプシミュの中で最下位となってしまったのが、Logic付属のアンプシミュレーターのJCM800をモデルにしていると思われるもの。
・・・ま、相手が悪すぎましたよね。
というか他のアンプシミュの技術が高すぎるんですよ。
むしろDAWの付属プラグインという立ち位置で3票獲得していることを評価したいです。

いかがでしたでしょうか?
驚くべきは、今回使用した4つのうち3つは実質無料であるということ。
唯一有料となるNative InstrumentsのGuitar Rigについても、JCM800の代わりにsuper lead(Jump)が無料で使えます。
全くすごい時代になったもんですね。
また、今回は比較をしやすいようにHighやLow等のノブはすべて12時の位置で統一してますし、余計な音作りは一切してません。
それぞれの特性に応じて調整をしたり、お好みの歪み系のエフェクターを追加したりすればもっと好みの音に仕上げることは出来ると思います。
あくまで今回の比較は、モデリング技術の比較、有料版を購入する時の判断材料程度ということで。

また何か別の聴き比べもやりたいですね。

ではでは。

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