人気ハイブリッドシンセ「KEYLAB」やビンテージアナログシンセのモデリングでお馴染みのArturiaから、次世代オーディオインターフェース「AUDIOFUSE」が発表された。
Arturiaは昨年からオーディオインターフェースのリリースをチラつかせていたのだが、ついにその全貌が明らかになったというわけだ。
AUDIOFUSEの基本的なスペックは、
最大24bit/192kHzのオーディオ解像度に対応
14in14outの入出力に対応
MIDI in/outを搭載
とまあ、ここらへんはよくあるスペック。
しかし、ここからが凄い。
まあ普通じゃないわけですよ。
いくつか紹介する。
Phono入力を搭載!
Phonoってご存知?
Phoneではない。
Phonoはアナログレコードプレーヤーの入力に使われる端子の名称。
DJやトラックメーカーのことを考慮した作りになってるわけだ。
Insert端子を搭載!
つまり、エフェクトなどのアウトボードをインサート出来る。
Win、Mac、iOS、Android、Linux環境に対応!
ほぼほぼ全てのユーザーの環境に対応してるわけだ。
トークバック機能を搭載!
AUDIOFUSEには内臓マイクによるトークバック機能が搭載されている。
トークバックとは、レコーディングスペースにいる人間にコントロールルームから声を届ける機能。
メインチャンネルとは分離しており、レコーディングに影響を与えることなくコミュニケーションを取ることが出来る。
3つのUSBポートが付いてる!
USBハブ機能も搭載。
コンピュータのUSB端子がオーディオインターフェースでふさがってしまうことを気にしなくて良くなる。
USBキーボードやパッド等のコントローラーがこの一台に接続出来るわけだ。
などなど。
一般的なオーディオインターフェースにはない機能が盛りだくさん。
言ってしまえばこのAUDIOFUSE、これ一台でDTMerからDJやトラックメーカーまで、どんなアーティストの環境と用途にも対応する「スーパーステーション」となっているわけだ。
また、さすがArturia。
デザイン面も抜かりはない。
カラーが3種類から選べる!
なんとカラーがブラック、シルバー、グレーの3種類から選べる。
専用のハードカバー(上蓋)が付いてる!
なんとこのAUDIOFUSEは上蓋が付いている。
この発想すごい。
しかも側面がレザーで巻かれてるではないか(笑)。
で、被せた状態がこちら。
新製品が出るたびに思うが、Arturiaの製品はデザインが小洒落ててイイ。
とまあ、こんな感じ。
筆者にはApolloという名の恋人がいるので実際に購入することはないと思うが、こういうコンセプトが明確な製品は個人的に大好きである。
国内での発売時期、価格は現時点では未定。
国外での価格は599ドル/549ユーロなので、おそらくは7万円程度だろう。