Chanomaです!
その昔、DTMユーザーの中で一世を風靡したマルチ音源、IK Multimediaの「Sample Tank」。
7月24日にその最新バージョン「Sample Tank 3」がリリースされる。
30Gのライブラリに、21のカテゴリに分類された4000以上のインストゥルメントの他に、2500のリズムトラックループ、2500のMIDIループを収録。
EDMからPOP系まで様々なジャンルに対応する。
エフェクトについても、同社の人気製品である「Amplitube」、「T-RackS」から厳選されたエフェクトを含む50以上のエフェクトが付属する。
また、16トラックのMIDIシーケンサー(ミキサ)ーも搭載しており、各トラックにエフェクトを挿入することも可能。
ダウンロード版は以下の先行予約スペシャルプライスでの提供が始まっている。
レギュラー : €199.99
アップグレード : €79.99
クロスグレード : €119.99
その後2ヶ月間イントロプライス
レギュラー : €239.99
アップグレード : €199.99
クロスグレード : €159.99
イントロプライス期間終了後、通常価格となる。
レギュラー : €279.99
アップグレード : €159.99
クロスグレード : €199.99
通常価格のレギュラーで、日本円で38,000円ほどとなる。(2014/6月現在)
・・・が、Sample Tankが一世を風靡したのは十数年前の話。
現在では、すばらしい音源が多数存在するうえ、中には無料のものも存在する。
それらと比較したときSample Tankのサンプルの音質はお世辞にも「すこぶる音が良い!」とは言えないし、際立ってコスパが良いとも言えない。
今回のバージョンアップでその辺がどうなるのかが気になっていた。
本家HPやYoutubeなどでサウンドを視聴出来るので、ちょっと視聴してみた。
サウンド視聴ページへ。
ん〜・・・サンプルそのものの質については残念だが大きな向上は見られない。
ただ、ラウンド・ロビンやアーティキュレーション機能を搭載しているので、生楽器のいわゆるリアルさは向上が伺える。
この辺を現DTMユーザーがどう感じるかだ。
難しいとこですよね。
Native InstrumentsのKONTAKTのほうがサンプルの質は上、でも楽器によっては再現できるアーティキュレーションが多いので、リアルな演奏は可能といった感じだろうか?
EDMやエレクトロをやりたい人は間違いなく×。
生楽器の打ち込みをする人で、専用音源を揃えるようなお金の余裕がない人は◯。
といった感じだろうか。