代表的なDAWソフト
Pro tools
業界標準DAW。
世界中のほとんどのレコーディングスタジオにこのPro toolsが導入されている。
エンジニアやアーティストを目指す夢と希望に満ち溢れたそこの君やスタジオに出入りするユーザーは迷わずPro toolsを導入することをオススメする。
何といってもデータのやり取りが楽。
さらに、操作方法を覚えてしまえばどのスタジオに行っても操作に困らないというメリットもある。
以前は専用ハードウェアとソフトウェアからなるシステムだった為、かなり高額なうえ使用できるハードが限定されたりと一般人は何かと導入しにくかったが、数年前にハードウェアの縛りがなくなったりサブスクリプション方式が導入されたりと、一般ユーザーも手に入れやすいDAWへと変貌を遂げた。
長い間業界標準のDAWとして君臨し続けているだけにオーディオ編集にはかなり定評があり、弱点と言われていたMIDI編集も他のDAWに劣らないものに進化している。
新規ユーザー向けの購入方法は「永久ライセンス」と「サブスクリプション方式」が用意されており、用途に合わせて購入可能。
また、専用ハードを使用することでより高い次元での作業を可能とするシステム「Pro tools/HD」や、無料お試し版の「Pro tools/First」などもラインナップされている。
さらに、Avid Everywhere 構想たるプロジェクトが進行中で今後の展開が気になるDAW。
Mac / Win対応。
Cubase
ドイツのSteinberg社が開発するDAW。
おそらく国内シェアはNo1。
Steinberg社は「VST」や「ASIO」という規格を策定した会社でもあり、現在のDAW環境の土台を築き上げた立役者。
現在はYAMAHAの子会社でありVOCALOIDとの連携力については他のDAWより頭一つ抜きんでている。
最新Verは「9」。
サンプラー機能も搭載され、より幅広い製作環境を提供する。
フラッグシップの「Pro」をはじめ「Artist」、「Elements」の3つのラインナップをリリースしており幅広いユーザーを持つ。
Mac / Win対応。
Cubase Artist
Cubase Elements
Digital Performer
アメリカMOTU(Mark of the Unicorn)社が開発するDAW。
国内ではあまり人気がないが、おそらく原因はブランドの知名度。
MOTUは828などの名機を世に送り出した老舗オーディオブランド。
筆者の記憶が正しければ、DP自体もCubaseやSonarよりも歴史が深いDAW。
Logicと共にMac専用DAWとして愛されてきたがVer.8よりWin環境にも対応した。
Mac / Win対応
Studio One
64Bit浮動小数点演算のオーディオ/ミックス・エンジンを引っさげて彗星のごとく現れた比較的新しいDAW。
他のDAWのいいとこどりした土台に便利ツールをガンガン追加したようなDAWで、いたるところに様々なアイデアが詰め込まれており、非常にスムーズなワークフローを実現している。
DTMerやエンジニアが実際に作業をしていて「これが地味~にめんどくさいんだよな~」っと思うようなところをバージョンアップの度に革新的なアイデアで潰してくる。
ご存知ボーカロイドライブラリ「初音ミク」に機能限定版がバンドルされていたり、国内外のアーティストが使用していることで、ここ数年非常に勢力を拡大しているDAWでもある。
ラインナップは「Professional」、「Artist」、 無料版の「Prine」の3種類。
Studio One Artist
Logic Pro
ご存知Appleが開発するMac専用プロフェッショナル音楽製作アプリ。
業界云々の話は置いといて、家にMacがあってこれからDTMを始めるユーザーには迷わずこのLogic Proをオススメする。
理由はいくつかある。
まずはコストパフォーマンスの高さ。
他のDAWのフラッグシップモデルは平均で6万円前後。
しかしこのLogicはそれらに全く引けをとらない機能を搭載しているにも関わらず、たったの23,800円。
円安になる前は2万円を切っていたから驚きだ。
また、付属する音源やエフェクトも非常に質がよく定評がある。
そして、さすがAppleと言わんばかりの洗練されたインターフェースも◎。
考え抜かれたそのインターフェースは非常にスムーズなワークフローを実現している。
さらに、Apple純正のアプリなので動作の安定性やOSのアップデートによるトラブルも少ない。
問題が起きた時もAppleに直接聞けるのも◎。
・・・ま、解決してくれるかはまた別の話だが(笑)