Arturiaが人気ハイブリッドシンセKEYLABシリーズの88鍵モデル「KEYLAB 88」をリリース。

以前、88鍵MIDIキーボード特集でも紹介したArturiaのハイブリッドシンセ「KEYLAB 88」がついに販売されることになった模様。

KEYLABシリーズは、アナログシンセのモデリングで有名なARTURIAのハードウェアとソフト音源で構成されるハイブリッドシンセ。
ハードウェアは通常のMIDIキーボードとして使用することが可能なので、同時にアナログシンセ音源も欲しい等という方にはオススメ。
付属するソフト「ANALOG LAB」 はとにかく素晴らしく、有名なビンテージアナログシンセのモデリングシンセであるMODULAR V、MINI V、ARP 2600 V、CS-80 V、JUPITER-8 V、PROPHET V、OBERHEIM SEM V、WURLITZER Vから即戦力となる5000もの音色をコレクション。
1からフルで音を作ることは出来ないが、主要なパラメーターをある程度調整ができるので手軽にアナログシンセの音が欲しい方にはちょうどいい。
シンセマニアも納得の音質で脅威のコストパフォーマンスを誇る。
ハードも非常にしっかりした作りで、ソフトシンセ上の主要なノブやフェーダーが割り当てられているので音色を選べばすぐに手元でコントロール出来る。
さらに88鍵盤モデルのみ、イタリアFater社のハンマーアクション型アフタータッチ機能付鍵盤を採用。
さらに、ピアノ音源UVIのACOUSTIC GRAND PIANOさらにはPIANOTEQのPIANOTEQ 5 STAGEをバンドル。
88鍵モデルということもあり、ピアニストを考慮した内容になっている。

国内販売している88鍵MIDIキーボードの数が増えるのは非常にありがたいのだが・・・。
正式な発売時期、価格は現段階では未定となっているが、61鍵モデルが約5万円、Fater社の鍵盤を採用していることを考えると決して安くはないだろう。
・・・下手したら10万超えるのでは?

さらにArturiaは、近々KEYLABシリーズと同社のVAソフトシンセMINI V、噂の最新DAW「BITWIG STUDO」をバンドルしたPRODUCER PACKSという製品を準備中とのこと。
かなり安く販売されるらしく、KEYLAB 61を発売日に6万円で購入した筆者にとっては非常に面白くないニュースだが、Arturia製品にはお世話になっているので許してやることにする。

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