IK Multimediaが待望の「SampleTank 3」をリリース。

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その昔、DTMユーザーの中で一世を風靡したIK Multimediaのマルチ音源SampleTankの最新バージョンである「SampleTank 3」がついにリリースされた。


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前バージョンのSampleTank 2からはや11年が経過しており、その間Native InstrumentsKontaktがバージョンアップを重ね、マルチサンプラーのトップの座を欲しいがままにしてきた感がある。

今回のバージョンアップで、SampleTankがどのような進化を遂げたのかが気になっているオヤジDTMerも多いだろう。

基本的な内容から確認していく。
まずライブラリは33Gに強化され、21のカテゴリに分類された4000以上のインストゥルメントを収録している。
その他にも2500のリズムオーディオループ、2500のMIDIループを収録しており、数年前から流行のEDMからPOP系まで幅広いジャンルに対応するマルチ音源に進化している。
エフェクトについても、同社の人気アンプシミュレーターである「Amplitube」、「T-Racks」から厳選されたエフェクトを含む50以上のエフェクトが付属するなどかなり太っ腹な内容。

まあ、この辺りは昨今のDTMerにとっては特別驚く内容でもないだろう。

その他の機能としては、16トラックのミキサー機能を搭載しており、各トラックにエフェクトを挿入することが可能になっているが・・・DAW側で挿せばいいだけの気もする。

で、肝心のサンプルの質についてだが、残念ながらサウンド自体は前バージョンからの飛躍的と言えるほどの向上は感じられなかった。
Native InstrumentsのKontaktと比べると、正直なところ音質は劣っているように思える。

約10年ぶりのバージョンアップだったのでかなり期待していたのだが、個人的には少し残念な内容だった。

ただ、このSampleTankの強みは何と言っても音源の種類の豊富さ故の対応するジャンルの幅広さ、そして生楽器にリアルさを与える「ラウンドロビン機能」と「アーティキュレーション(楽器特有の奏法)」の豊富さにあるだろう。
ラウンドロビン機能とは、連続して同じキーのサンプルを鳴らす時に、若干異なるサンプルを鳴らす機能のことで、打ち込み臭さを消す機能としては非常にありがたい機能である。
Kontaktのライブラリにも同様の機能が搭載されているものはサードパーティ製を含めて多数存在するのだが、それらは追加コンテンツという形でリリースされており、それなりの金額を投資しないといけなくなる。
NI製品の総合バンドルであるKOMPLETEでさえ、そのほとんどが上位バージョンの「ULTIMATE」にしかバンドルされていない。

そう考えると、この価格でこれだけの音色と様々なアーティキュレーションのサンプルを収録しているSampleTank 3は非常にコスパの高い製品とも言える。

あとは追加コンテンツがどんな展開を見せるかだろう。

価格は€239.99(約33,000円 2014/7月現在)

メーカーサイトよりダウンロード購入が可能。

メーカーサイトへ。

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